「プレスリリースを出したけど、効果があったのかどうかわからない」
出しっぱなしにしていては、次の改善につながりません。プレスリリースも、しっかり効果測定することで「何が刺さったか」「何を改善すべきか」がわかります。
この記事では、現役広報担当として日々プレスリリースの効果測定を行っている私が、使っているツールと測定方法をお伝えします。

プレスリリースの効果測定で見るべき2つのポイント
プレスリリースの効果測定には、大きく2つのポイントがあります。
① リリース自体がどのくらい読まれたか → PR TIMESの管理画面で確認
② メディアにどのくらい取り上げられたか → メディアクリッピングで記録
この2つを組み合わせることで、プレスリリースの効果を総合的に把握できます。
ツール① PR TIMESの管理画面で確認できること
PR TIMESでプレスリリースを配信している場合、管理画面でリリースごとの詳細なレポートが確認できます。
確認できる主な指標
閲覧数(PV数) プレスリリースが何回読まれたかです。配信直後から数日間の推移を確認しましょう。閲覧数が多いリリースは「ネタとして刺さった」証拠です。逆に少ない場合は、タイトルや内容の見直しが必要なサインです。
SNSシェア数 X(旧Twitter)・Facebook・LINEなどのSNSで何回シェアされたかがわかります。シェア数が多いリリースは、読者の共感を得られた内容だということです。
添付画像・資料のクリック数 プレスリリースに添付した画像や資料が何回クリックされたかがわかります。画像のクリック数が多い場合は、ビジュアルがしっかり機能している証拠です。
流入元 どこからプレスリリースを見に来たかがわかります。メディアのサイトから流入している場合は、そのメディアに掲載された可能性があります。
確認タイミング 配信直後・配信翌日・1週間後の3回確認するのがおすすめです。メディアへの掲載は配信後数日以内に出ることが多いので、この時期のデータが最も参考になります。
ツール② メディアクリッピングで掲載を記録する
メディアクリッピングとは、自社に関するメディア掲載を収集・記録することです。
プレスリリースを出した後、どのメディアに掲載されたかを地道に記録していくことで、広報活動の成果が蓄積されていきます。
メディアクリッピングのやり方
① Googleアラートで自動検知する 自社名・商品名・プレスリリースのタイトルをGoogleアラートに登録しておくと、メディアに掲載されたときに自動でメール通知が届きます。見逃しを防ぐために必ず設定しておきましょう。
② スプレッドシートで記録する 掲載が確認できたら、以下の項目をスプレッドシートに記録します。
| 記録項目 | 内容の例 |
|---|---|
| 掲載日 | 2026年7月21日 |
| メディア名 | ○○新聞・△△WEBメディア |
| 種別 | 新聞・テレビ・WEB・雑誌 |
| 掲載面・URL | 地域面・https://〇〇 |
| 掲載内容 | どんな内容で取り上げられたか |
| リーチ数 | 発行部数・月間PVなど(わかる場合) |
この記録を積み上げていくことで、「どのネタがどのメディアに刺さったか」というデータが蓄積されます。
③ 定期的に集計する 月ごとに掲載数・掲載メディアの種別を集計します。「今月は地方紙に2本掲載された」「WEBメディアへの掲載が増えてきた」という傾向がわかります。
PR TIMESとメディアクリッピングの使い分け
| 確認したいこと | 使うツール |
|---|---|
| リリース自体の閲覧数 | PR TIMES管理画面 |
| SNSでの拡散状況 | PR TIMES管理画面 |
| どのメディアに掲載されたか | メディアクリッピング |
| 掲載数の推移・傾向 | メディアクリッピング(スプレッドシート) |
| リリースのネタとメディアの相性 | 両方を組み合わせて分析 |
効果測定データを次のプレスリリースに活かす
効果測定の最終目的は「次をより良くすること」です。
データを積み上げることで、以下のことがわかってきます。
- どんなネタが刺さるか:閲覧数・掲載数が多いリリースのテーマを分析する
- どの時期に出すと効果的か:掲載が多い時期・少ない時期の傾向を把握する
- どのメディアにアプローチすべきか:掲載実績があるメディアに優先的にアプローチする
「出して終わり」ではなく「出して測定して改善する」サイクルを回すことが、広報力を高める一番の近道です。
まとめ
- PR TIMESの管理画面:閲覧数・SNSシェア数・流入元を配信直後から確認
- メディアクリッピング:Googleアラートで掲載を検知し、スプレッドシートで記録・集計
- データを積み上げて「刺さるネタ・刺さるタイミング」を分析する
- 測定→改善のサイクルを繰り返すことで広報力が上がる
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