メディアリストの作り方|広報初心者でもできる基本ステップを現役広報が解説

「プレスリリースを書いたけど、どこに送ればいいかわからない」

広報を始めたばかりの方から、よくいただく悩みです。プレスリリースをどこに送るかを整理したものが「メディアリスト」です。このリストがあるかないかで、取材獲得率は大きく変わります。

この記事では、現役広報担当として日々メディアリストを活用している私が、初心者でもすぐに作れる基本ステップをお伝えします。


メディアリストとは?

メディアリストとは、プレスリリースを送りたいメディア(テレビ・新聞・雑誌・WEBメディアなど)の情報をまとめた一覧表のことです。

媒体名・担当部署・連絡先・どんなネタが好みかなどをスプレッドシートで管理しておくことで、次のプレスリリースを送るときに迷わずスピーディーに動けるようになります。

メディアリストは一度作れば使い回せる「広報の資産」です。最初は少なくてもOK。動きながら少しずつ育てていくものだと思ってください。


ステップ① 記者目線でターゲットメディアを決める

メディアリストを作るとき、最初にやるべきことは「どのメディアに載りたいか」ではなく、「どのメディアがこのネタを取材したいと思うか」を記者目線で考えることです。

ここが多くの広報初心者が見落としがちなポイントです。自社が届けたい情報と、メディアが欲しいネタは必ずしも一致しません。大切なのは、メディアの立場に立って「このネタは使えるか」を考えることです。

具体的には以下の問いに答えてみましょう。

  • このプレスリリースのネタは、どんなジャンルに属するか?(地方創生・食・観光・ビジネス・子育てなど)
  • そのジャンルを得意とするメディアはどこか?
  • その記者が「読者に届けたいネタ」として、このリリースは刺さるか?

記者目線で考えることで、「このネタならここのメディアだ」という判断が自然とできるようになります。


ステップ② ジャンルに合うメディアをピックアップする

ターゲットのジャンルが決まったら、そのジャンルに関連するメディアをリストアップします。

テレビ そのジャンルを扱っている番組を調べます。情報番組・特集枠・ドキュメンタリーなど、番組のカラーに合わせてアプローチ先を絞りましょう。

雑誌・WEBメディア ジャンルに特化した媒体を探します。観光なら旅行雑誌・グルメメディア、ビジネスなら経済誌・業界誌など。WEBメディアはSNSとの連動で拡散力が高いので積極的にリストに入れましょう。

新聞社 新聞社へのアプローチは2段階で考えます。まず店舗や施設から近い支社・地方版の担当部署にアプローチします。地方紙・地方版は地域のネタに敏感で、取り上げてもらいやすいです。合わせて本社の担当部署も連絡先を調べておきましょう。全国紙の本社に載れば一気に認知が広がります。


ステップ③ 情報提供の窓口を探す

メディアが決まったら、次は実際にプレスリリースを送る窓口を探します。

多くのメディアには「情報提供・ネタ提供」の窓口があります。テレビ局・新聞社・WEBメディアのサイトを調べると、「情報提供はこちら」というページが見つかることが多いです。

窓口が見つからない場合は、以下の方法で探してみてください。

  • 記者クラブへの投げ込み(県庁・市役所などの記者クラブ)
  • 番組・メディアの公式SNSのDM
  • 過去の取材記事のライター名を調べて直接連絡

連絡先がわかったら、担当者名・メールアドレス・電話番号をリストに記録しておきましょう。


ステップ④ スプレッドシートで管理する

集めた情報はスプレッドシートでまとめて管理します。私が実際に管理している項目は以下のとおりです。

項目内容の例
媒体名○○テレビ・△△新聞 など
種別テレビ・新聞・雑誌・WEBなど
担当部署報道部・地域面・生活面 など
担当者名わかれば記入
連絡先メールアドレス・電話番号
送付日プレスリリースを送った日付
反応取材あり・返信あり・反応なし など
備考どんなネタを好むか・過去の掲載実績 など

特に「反応」と「備考」の欄は、送るたびに更新することで、次回のアプローチに活かせます。「このメディアはこういうネタに反応した」という積み上げが、取材獲得率を高めていきます。


初心者が陥りがちな失敗

失敗① 一斉送信に頼りすぎる

プレスリリース配信サービスを使って一斉送信するのは手軽ですが、小さな会社のネタは埋もれやすいです。メディアリストを使って個別にアプローチする方が、反応を得やすいです。

失敗② リストを作って満足してしまう

メディアリストは作って終わりではありません。送るたびに反応を記録し、アップデートし続けることが大切です。生きたリストにしていきましょう。

失敗③ 送りっぱなしにする

プレスリリースを送った後、反応がなければ1週間後に軽くフォローの連絡を入れてみましょう。記者は毎日大量のメールを受け取っているので、見落としている場合もあります。


まとめ:メディアリスト作成の4ステップ

  1. 記者目線でターゲットジャンルを決める
  2. ジャンルに合うメディアをピックアップする(テレビ・雑誌・WEB・新聞)
  3. 情報提供の窓口を探す(記者クラブ・公式サイト・SNS)
  4. スプレッドシートで管理・更新し続ける

メディアリストは広報活動の土台です。最初は10〜20媒体からで十分。送りながら少しずつ育てていくものです。まず動き始めることが大切です。


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参考記事:


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