広報担当者が日常的にやっておくべき情報収集の方法|現役広報が実践していること

「広報の仕事は、情報収集が命」と言っても過言ではありません。

メディアのトレンド・競合の動向・法制度の変化・社会の空気感——これらを日常的にキャッチしているかどうかで、プレスリリースのネタの質もタイミングも大きく変わります。

この記事では、現役広報担当として私が実際に日々行っている情報収集の方法をお伝えします。


① Googleアラートは登録必須

広報担当者にとってGoogleアラートは必須ツールです。

Googleアラートとは、設定したキーワードに関するニュースや記事が出たときに、自動でメールで通知してくれる無料サービスです。

設定するキーワードの例としては以下のようなものがあります。

  • 自社名・自社ブランド名
  • 競合他社名
  • 業界キーワード(例:「旅館 インバウンド」「観光 トレンド」など)
  • 担当している商品・サービス名

毎朝メールを開くだけで、自分が追うべき情報が自動で集まってきます。情報収集の手間を大幅に削減できるので、まだ設定していない方はすぐに登録することをおすすめします。

設定方法はシンプルです。Googleアラート(google.com/alerts)にアクセスして、キーワードを入力するだけ。無料で使えます。


② 競合他社の動向を定期的にチェックする

自社の広報戦略を考えるうえで、競合他社がどんな発信をしているかを把握することはとても重要です。

チェックする項目としては以下が挙げられます。

  • 競合のプレスリリース(PR TIMESなどで検索できます)
  • 競合のSNSアカウント(投稿内容・頻度・反応数)
  • 競合のメディア掲載実績(Googleニュースで社名検索)

「競合がこういうネタでメディアに取り上げられた」という情報は、次の自社のプレスリリースのヒントになります。同業他社のネタを参考にしながら、自社ならではの切り口を見つけることが大切です。


③ X(旧Twitter)に広報専用アカウントを作る

広報担当者として特におすすめしたいのが、X(旧Twitter)に広報専用アカウントを作ることです。

Xは、広報・PR業界の人が最もリアルタイムで情報発信しているSNSです。同業者がいま何に注目しているか、どんなトレンドが来ているか、メディアの記者がどんな情報を求めているか——これらがリアルタイムでわかります。

フォローしておくと参考になるアカウントとしては以下が挙げられます。

  • 同業界の広報担当者
  • PR・マーケティング関連のメディアアカウント
  • 業界メディアの記者・編集者

個人アカウントと分けて広報専用アカウントを作ることで、情報収集に集中できます。また同業者の動向をチェックしながら自分の発信も行うことで、広報仲間とのネットワークも自然と広がっていきます。


④ 法制度・政策の動向を追う

広報担当者として見逃せないのが、法制度や政策の動向です。

新しい法制度が施行される前から、メディアはその制度について取り上げたいと考えています。「すでにその方向で動いている企業」を探して取材したいと思っているので、法制度改革の情報をいち早くキャッチすることが、プレスリリースのネタになります。

チェックすべき情報源としては以下があります。

  • 各省庁の公式サイト(新着情報・パブリックコメント)
  • 業界団体の発表
  • 四季報・業界レポート

特に自社の業界に関連する省庁の動きは、定期的にチェックする習慣をつけておきましょう。


⑤ メディアのトレンドを先読みする

プレスリリースのタイミングを最適化するために、メディアがいま何に注目しているかを把握することも大切です。

各メディアの最新特集テーマや、記者がSNSで発信している内容をチェックすることで、「このタイミングでこのネタを出せば刺さる」という感覚が磨かれていきます。

また季節ごとの特集は毎年ほぼ同じテーマで組まれることが多いので、去年の特集を参考にして今年のネタを仕込んでおくことも有効です。


⑥ 社内情報を定期的に収集する

広報のネタは社外だけでなく、社内にも眠っています。

新商品の開発状況・スタッフの取り組み・お客様の声・社内イベント——これらはすべてプレスリリースのネタになりえます。

各部署と定期的にコミュニケーションを取り、「こういう情報があれば教えてください」と声をかけておくだけで、ネタの収集がグッと楽になります。社内に情報が集まる仕組みを作ることも、広報担当者の大切な仕事です。


⑦ 広報仲間とのネットワークで情報交換する

最後に、同じ広報担当者同士のネットワークも情報収集の重要な手段です。

自分が得意でない分野の情報や、他業界のメディアアプローチの方法など、広報仲間から得られる情報は非常に価値があります。

セミナーや勉強会への参加に加えて、前述のXの広報専用アカウントを活用してオンラインでつながることもおすすめです。同じ悩みを持つ仲間との情報交換が、自分一人では気づけなかったアイデアや最新情報につながります。


まとめ:広報担当者の情報収集7選

方法ツール・手段
業界ニュース自動収集Googleアラート(登録必須!)
競合動向チェックPR TIMES・Googleニュース・SNS
広報トレンド把握X(広報専用アカウント)
法制度・政策省庁サイト・四季報
メディアトレンド各メディアの特集・記者SNS
社内情報収集各部署との定期コミュニケーション
広報仲間との交流セミナー・X・勉強会

情報収集は広報の土台です。毎日少しずつ続けることで、ネタのアンテナが磨かれていきます。まずGoogleアラートの登録とXの広報専用アカウント作成から始めてみてください。


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