プレスリリースを送るタイミングはいつがベスト?現役広報が解説

「プレスリリースを送ったのに、全然反応がない」

その原因、実はタイミングにあるかもしれません。

どんなに素晴らしいプレスリリースを書いても、送るタイミングが悪ければメディアに読んでもらえません。記者は毎日大量のメールを受け取っています。その中で目に留めてもらうには、「いつ送るか」の戦略が必要です。

この記事では、現役広報担当として日々プレスリリースを送っている私が、取材獲得率を上げるための「送るタイミング」を解説します。


ベストな曜日は火・水・木曜日

プレスリリースを送る曜日として最もおすすめなのが、火曜日・水曜日・木曜日です。

月曜日を避ける理由 週明けの月曜日は、記者も編集者も週の仕事の整理や会議で忙しい時間帯です。週末に溜まったメールの処理もあり、プレスリリースが埋もれやすくなります。

金曜日を避ける理由 週末前の金曜日は、記者が翌週の準備をしていたり、早めに仕事を切り上げたりすることが多いです。週末をまたいでしまうと、月曜日には新しいメールの山に埋もれてしまいます。

火・水・木曜日がベストな理由 週の中盤は記者が最も安定して仕事をしている時間帯です。プレスリリースを受け取っても冷静に内容を判断できる余裕があり、「このネタ、使えるかも」と検討してもらいやすいです。


ベストな時間帯は午前10時〜11時

曜日と同様に、時間帯も重要です。最もおすすめなのが午前10時〜11時です。

朝イチ(9時前後)を避ける理由 出勤直後は朝礼や確認事項で忙しく、受信トレイに届いたメールをじっくり読む余裕がありません。多くのメールに埋もれてしまいます。

午後を避ける理由 午後は記者が取材や外出に出ていることが多く、デスクでメールを確認できない時間帯です。夕方以降に届いたメールは翌朝に確認されることが多く、その頃には新しいメールの下に埋もれてしまいます。

午前10時〜11時がベストな理由 朝の業務が落ち着き、記者がデスクでメールを確認する時間帯です。「今日の午前中に読む」という流れに乗せることができます。


季節・トレンドの2〜3ヶ月前に送る

メディアは季節のネタを2〜3ヶ月前から仕込んでいます。

例えば夏の特集記事を組む場合、編集部は4〜5月の段階からネタを集め始めます。「夏になったから送ろう」では遅すぎるのです。

季節別の送り時の目安

季節・イベントプレスリリースを送る時期
春(花見・新生活)1月〜2月
ゴールデンウィーク2月〜3月
夏(旅行・レジャー)4月〜5月
秋(紅葉・食欲の秋)7月〜8月
冬・年末年始9月〜10月
バレンタイン11月〜12月

「まだ早いかな」と思うくらいのタイミングが、実はちょうどいいのです。


法制度・社会ニュースのタイミングに便乗する

新しい法制度の発表や社会的なニュースが出たタイミングは、プレスリリースの絶好のチャンスです。

メディアは法制度改革について「実際にどう変わるのか」を解説したいと考えています。そして「すでにその方向で動いている企業」を取材したいと思っています。

法制度改革が発表されたら、「うちの会社はすでにこういう取り組みをしています」というプレスリリースをすぐに準備しましょう。施行前から実例として取り上げてもらえる可能性が高まります。

社会的なニュースへの便乗も有効です。「このニュースと自社のネタを結びつけられないか」という視点を常に持っておくことで、タイムリーなプレスリリースが出せるようになります。


避けた方がいいタイミング

どんなに良いネタでも、以下のタイミングは避けましょう。

大きなニュースが出た日 政治的な大事件・災害・著名人の訃報など、社会的に大きなニュースが出た日は、メディアがそのニュースの対応で手一杯です。どんなプレスリリースを送っても埋もれてしまいます。

年末年始・GW・お盆 長期休暇の前後はメディアも人員が少なく、プレスリリースの確認が後回しになります。休暇明けには大量のメールが溜まっており、埋もれてしまいます。

選挙期間中 選挙期間中はメディアが選挙関連のニュースに集中します。他のネタが取り上げられにくい時期です。


まとめ:プレスリリースを送るベストなタイミング

項目ベストなタイミング避けるべきタイミング
曜日火・水・木曜日月曜日・金曜日
時間帯午前10時〜11時朝イチ・午後以降
季節2〜3ヶ月前季節当日・直前
社会情勢法制度発表直後・関連ニュース時大きなニュースが出た日
長期休暇休暇の2〜3週間前年末年始・GW・お盆

タイミングを意識するだけで、同じプレスリリースでも反応率が変わります。「いつ送るか」を戦略的に考えることが、取材獲得への近道です。


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