「広報の文章がうまく書けない」「プレスリリースを書いても反応がない」
広報を始めたばかりの頃、私もそう悩んでいました。看護師から広報へ転身したばかりのとき、文章は書けても「広報の文章」はまた別物だと痛感しました。
この記事では、試行錯誤を重ねながら身につけた広報担当者のための文章力アップ術を3つお伝えします。

広報の文章力とは何か
まず「広報の文章力」とは何かを整理しておきます。
広報の文章に求められるのは、文学的な表現力や難しい言葉を使いこなす能力ではありません。「読み手が自分ごとにできる言葉で、正確に伝えること」です。
メディアの記者が「このネタ、使える」と思う文章、消費者が「自分に関係ある」と感じる文章——これが広報の文章力です。
転職直後、私はプレスリリースを書いても全く反応がもらえない時期がありました。文章自体は書けているはずなのに、なぜ刺さらないのか。その答えを探す中で、今からお伝えする3つの方法にたどり着きました。
方法① 他の広報担当者の記事を読んで徹底分析する
文章力を上げる一番の近道は、うまい文章をたくさん読んで分析することです。
ただし「読むだけ」では意味がありません。大切なのは**「なぜこの文章は刺さるのか」を分析すること**です。
私が実践している分析の手順
- 広報・PRに関わる記事やプレスリリースを読む
- 「この記事のどこが良いか」を言語化する
- 「自分が同じテーマで書くとしたら、どう書くか」を実際に書いてみる
例えば他の広報担当者のプレスリリースを読んだとき、「なぜこのタイトルは目を引くのか」「リード文にどんな情報を入れているか」「どんなキーワードを使っているか」を意識して分析します。
最初のうちは「この文章、なんかいいな」で終わっていましたが、「なぜいいのか」を言語化するようになってから、自分の文章に活かせるようになりました。
参考にしているもの
- PR TIMESの閲覧数が多いプレスリリース
- 広報・PR関連のビジネスメディアの記事
- 同業他社の広報発信
方法② 広報の本を読む
実務で学ぶことも大切ですが、体系的な知識を得るために本を読むことも欠かせません。
私が広報の本を読むときに意識していることが2つあります。
① 読んだ内容をすぐ実践する 本を読んで「なるほど」で終わらせないこと。「この考え方を次のプレスリリースに使ってみよう」と、読んだ内容をすぐに実践に移します。
② 自分の業界に置き換えて考える 一般的な広報の手法を「旅館業界ではどう使えるか」と自分の業界に置き換えて読む習慣をつけています。そうすることで、本の内容が自分ごとになります。
実際に私が読んで参考になった本については、以下の記事でご紹介しています。
方法③ 記者さんに添削してもらう
これが一番効果があった方法です。
記者クラブへの投げ込みや取材対応を通じて記者さんと接点ができたとき、思い切って「プレスリリースを見ていただけますか?」とお願いしたことがあります。
最初はとても緊張しました。でも記者さんからいただいたフィードバックは、どんな本や勉強よりも実践的でした。
記者さんからもらった具体的なフィードバックの例
- 「タイトルが長すぎて、メールで埋もれてしまう」
- 「リード文で結論を言ってほしい。記者は忙しいので最初の3行で判断する」
- 「数字が入っていると具体性が出て刺さりやすい」
プレスリリースを読む側の記者さんから直接もらうフィードバックは、「メディアが本当に求めているもの」を知る最短ルートです。
記者さんとつながるには 記者クラブへの投げ込み・取材対応・プレスイベントなど、リアルの接点を大切にすることでつながりができていきます。名刺交換の際に「今後ともご意見いただければ嬉しいです」と一言添えるだけで、関係が続きやすくなります。
文章力アップに共通して大切なこと
3つの方法に共通しているのは、「インプットしたらすぐアウトプットする」ことです。
いくら良い文章を読んでも、広報の本を読んでも、記者さんからアドバイスをもらっても、実際に書かなければ文章力は上がりません。
私がブログを書き続けている理由の一つも、アウトプットの練習場として活用しているからです。毎回「どう書けば読者に伝わるか」を考えながら書くことで、少しずつ広報の文章力が磨かれていると感じています。
まだまだ発展途上ですが、書き続けることが一番の近道だと信じています。
まとめ:広報担当者の文章力アップ術3選
- 他の広報担当者の記事を読んで「なぜ刺さるか」を分析する
- 広報の本を読んで、すぐ実践に移す
- 記者さんに添削してもらう
文章力はすぐには上がりません。でも、この3つを続けることで確実に変わっていきます。まず一つから始めてみてください。
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